国家公務員 給料 受け取っている給料を表にまとめてみました

不況や新型コロナ禍でも比較的安定している公務員になりたいと思われた方もいるかと思います。

公務員なら県外への転勤が少なくい政令指定都市の地方公務員がおすすめです。
たまに地方公務員も中央省庁に出向という感じで、東京などに転勤になることもありますが人数も少ないですし数年で帰ってこれます。

それでも地方公務員ではなく国家公務員になりたいと思われている方に向けて、こちらのホームページで国家公務員の年収・月収(手取り)・ボーナス(手取り)などを記載しています。

総合職(キャリア)ではない、一般職(ノンキャリア)の国家公務員を目指そうかなと思われている方で給料や手取りが気になっている方は良かったら参考されてください。

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国家公務員 給与

国家公務員(一般職)の実際の年収・扶養手当・月給(手取り)・賞与(ボーナス)の推移を表にしてみました。
入省1年目~17年目の年齢別の推移となっています。

ちなみに昔はキャリア官僚はⅠ種、ノンキャリアの大卒はⅡ種、高卒はⅢ種と記載されることが多かったですが、平成24年度から、はキャリアは総合職、ノンキャリアは一般職と記載されています。

年次年収扶養手当月給(手取り)賞与2回分(手取り)
平成15年
入省1年目
(23歳)
248万12万55.9万
平成16年
入省2年目
(24歳)
344万16.6万73・2万
平成17年
入省3年目
(25歳)
378万18.2万80.2万
平成18年
入省4年目
(26歳)
388万18.6万82.8万
平成19年
入省5年目
(27歳)
388万18.6万82.2万
平成20年
入省6年目
(28歳)
411万19・6万88.4万
平成21年
入省7年目
(29歳)
447万1.3万
(妻)
21.4万96.3万
平成22年
入省8年目
(30歳)
456万1.9万
(妻・子1)
22.2万92.0万
平成23年
入省9年目
(31歳)
509万1.9万
(妻・子1)
24.8万98.1万
平成24年
入省10年目
(32歳)
547万1.9万
(妻・子1)
26.8万105.7万
平成25年
入省11年目
(33歳)
588万2.6万
(妻・子2)
28・5万112.7万
平成26年
入省12年目
(34歳)
663万2.6万
(妻・子2)
31.6万124.8万
平成27年
入省13年目
(35歳)
660万2.6万
(妻・子2)
31.1万127.3万
平成28年
入省14年目
(36歳)
649万 2.6万
(妻・子2)
30.7万129・1万
平成29年
入省15年目
(37歳)
680万 2.6万
(妻・子2)
31.5万135.4万
平成30年
入省16年目
(38歳)
702万 2.6万
(妻・子2)
32万140.9万
平成31年
入省17年目
(39歳)
720万 2.6万
(妻・子2)
32.6万145.0万
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国家公務員 残業時間と残業代について

以前は、月の残業が80時間以上ということもありましたが、人事院規則の改定により、超過勤務を原則月45時間以下、年間360時間以下と法令で上限が明記されたことで働き方改革も進み、残業時間は減りました。

ただし、災害対応、国会対応や外交などにあたる部署の職員は、月100時間未満、年間720時間以下となっています。

人や部署によりますが、忙しい時期には、月の残業が45時間ということがあります。
特に年度初めと、年度末が忙しいことが多いです。
暇な月は残業なしもあります。
平均すると月20時間程度ではないかと思います。

残業1時間の単価は、入省当時は1時間1000円程度でした。
5年目で1400円程度、10年目で1800円程度、15年目で2500円程度、17年目で2600円程度です。

残業時間単価表
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公務員 給与 どう決まる?

人事院が企業規模が50名以上の民間の給与を調査した上で、その結果を基に民間企業と国家公務員の給与の差が出ないように勧告して内閣が決めています。

特別給(ボーナス)についても民間企業の支給実績を把握し、民間の年間支給割合に国家公務員の特別給の年間支給月数との差がないように人事院が勧告をしています。

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2020年 国家公務員ボーナス

国家公務員ボーナス:0.05ヵ月引き下げられ、年間合わせて4.45ヵ月分の支給となっています。
※10年ぶりに引き下げられました。
月給:据え置きです。
※新型コロナの影響が出るのは2021年度かと思われます。

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国家公務員 人事評価

業績評価は年に2回あります。
5段階評価(S・A・B・C・D)で、絶対評価となっています。

業績評価は賞与に反映されるものとなっています。
評価結果については希望すれば上司が教えてくれます。

賞与が業績評価でアップする人の割合は決まっていて、30%程度と決まっています。
割合の内訳は、特に優秀(5%以上)、優秀(25%以上)となっています。

S評価やA評価だからといってボーナスの額が高くなるという単純なものとはなっていません。
例えば業績評価がA評価だったとしてもS評価とA評価された人の割合が50%の場合では、業績評価の上位30%程度のみ賞与がアップして残り20%はアップしないことになります。
なのでA評価と言われた時でもボーナスの金額がアップせずに標準の時もあります。

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国家公務員 出世

国家公務員の一般職(ノンキャリア)では、基本的に40歳ぐらいまでは年功序列によって給与や階級が決められているように感じます。
よっぽど仕事をしなかったり素行不良等の問題がある場合は別ですが、優秀な人でも各階級(係長や課長)で一定年数の職務歴が必要なことから、短い年数で一気に出世していくことはありません。

国家公務員のキャリア(総合職)は凄いスピードで出世していきます。
後輩だったキャリアが数年で上司になっています。

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国家公務員 転勤

転勤先の意向調査が毎年あります。
希望通りになることもあれば、ならないこともあります。

数年前に希望した転勤先で、今現在は行きたくない場所への辞令が出ることがあります。
例えば子供が小さい時に自然の多いところを希望していたものの、その時は転勤できずに子供が大きくなってからその場所へ転勤辞令がでることがあります。

なので軽はずみに書かずにもしかしたら数年後に反映されることも考慮して慎重に転勤先を記載することをお勧めします

昇進する際には外部や管轄外へ出向することが多い気がします。出向する見返りとして昇進することがあります。

因みに、地方自治体への出向の場合は一旦退職届を記載する必要があるので、やや複雑な心境となります。
できれば退職届は書かずに普通に出向できるようになればいいなと思います。

国家公務員 結婚

国家公務員との結婚を考えていて相手の給与が気になりこちらのホームページを見られている方もいらっしゃるかと思いますので、国家公務員の結婚相手について少し触れたいと思います。

国家公務員の男性は非常勤職員の方と結婚する方が多いです。

たまに同じ職員同士で結婚することもあります。
夫婦が同じ省庁であれば、転勤する場所も別居しなくてよいように考慮される場合が多いようです。

まわりでは看護師の方と結婚している方が多い気がします。
おそらくお互いに手堅い職業を選び、結婚相手にも手堅い職業の相手を選ぶ傾向があるためかと思われます。

国家公務員になるためにしたこと

公務員合格のプロセスについてお話したいと思います。

公務員専門学校には行きませんでした。
大学のほうにLECの講師の方が定期的に講座を開いてくれていたので、そちらを毎回受講していました。
また大学で受験可能なLEC主催の模試も受けていました。

LECの講師の水準が高いのか、大学に派遣される方は優秀な方を選んでいるのかは不明ですが、とても教え方が上手な方でした。

専門職の試験対策として、LECで講義のDVDを購入しました。数十万と高かったですが、公務員になれればすぐに元は取れます。

公務員試験の勉強は大学3年の初めから試験まで1日3~4時間ほぼ毎日していました。
本屋に売っている参考書なども購入してひたすら勉強しました。

知り合いのお孫さんは大原学園という専門学校に通って2箇所公務員の採用通知がきたそうです。

公務員試験は特殊なので、できればノウハウを持っている公務員専門学校に通ったり何かしらの講座を受けたほうがいいなと思いました。

因みに田舎の地方公務員の採用面接等においてはコネも必要な気がしています(^_^;)

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